小さな子たちの為に…
あそびの時間の大ホール。年中さんの女の子たちが大きなマットや跳び箱を出して何やら準備しています。
しばらく様子を見ていると、大きなアスレチックコーナーが出来上がりました!
年中さんの女の子たちで『大ホールにいる年少さんや満3歳の小さな子たちが遊べる場所を作ってあげたい』というお友達を思いやる素敵な気持ちが一致したことにより、アスレチックを作ることになったそうです。
しかし、このアスレチックコーナーには、高さのある滑り台や跳び箱があります。お友達が遊んでいる時に怪我をしないようにと年中さんの女の子たちは、一人ずつ滑り台と跳び箱のところについています。
こちらの手を挙げている子は何をしているでしょう!
正解は、下のマットに誰もいないことを確認して次のお友達に飛んでもいいよ、と合図で教える係です!
係の仕事はそれだけでなく、満3歳の子が上る時は手を添えてあげたり、
うまく立ち上がれない子がいたら体を支えてあげたり、様々な優しい姿が見られます(*^^*)
滑り台では、下にお友達がいるときは手をバーのように出してお友達を止め、誰もいないことを確認してバーを外す、というように子どもたちなりの工夫が見られました!
それだけでなく、あそびの時間中ずっと係のままで遊べない子がいないように、跳び箱と滑り台の係をときどき交代しながら全員が遊べるようにする様子もありました!
誰かに頼まれたわけでもなく、年中さんの女の子たちの”小さな子を思いやる優しい気持ち”によって、みんなが楽しめる場を作ることが出来ました。これから年長さんになるとさらに自分たちより小さな子が多くなるので、今の気持ちを大切に過ごしていって欲しいなと思っています。そして、そんな年中さんの思いやる気持ちを、今の年少さんが引き継いでくれたら嬉しいです♪
記:鶴木 菜々子