サケの成長
9月下旬・・・。子ども達に何か貴重な経験をさせてあげたいなと思い、どんな活動が良いかと、私なりに考えた結果卒業した小樽水産高校に協力してもらう事にしました。水産高校では毎年、鮭の人工授精をしており私もしていたのでその経験を子ども達にもしてもらいたいと思いました。
今回子ども達と人工授精まではできなかったのですが鮭の成長を子ども達に見てもらいたいと思い、小樽水産高校から人工授精済みの鮭の卵を寄付して頂きました🐟
そして、さくら幼稚園で初めて鮭を養殖することに!!
「いくら」といえばわかっていた子ども達、「これ食べれるの?」「いつ生まれるの?」と興味津々な子ども達でした!
鮭の卵は振動と光に弱い為、水槽に黒い画用紙を付けてのぞき窓を作り、こっそりのぞいてねとお願いしました♪
日にちが経つと発眼卵(卵の中に黒い点、目が見えている卵の事)が少しずつ増えていました♪
ですが、同時に半分ほど卵が死んでしまいました。
沢山の卵が一気に死んでしまったので、どうして死んでしまったのか、改善できることはないか考えました。
鮭は温度が水温が15度以上、光に当たると弱ってしまう事があるのでその条件を満たせていない状況があったのが、原因なのかもしれません。
まだ残っている卵が無事に孵化してくれることを願いながら、改善できることは改善し、観察を続けました♪
数日後・・・。卵を見てみると卵の中で元気に動くのを確認できました(^^♪(写真の準備が出来ませんでした。)
このままいけばたくさん孵化してくれるのでは??私はとてもワクワクしていました♪
ですが、日に日にどんどん少なくなっていく卵たち。
高まった期待は下がり、孵化させることが出来ず全滅してしまうのではないかと考えていました。
残った卵の残りも少し・・・。何とか孵化させたい!!と思っていたころ10匹ほど孵化に成功しました!!
中には卵から出てくる途中で力尽きて死んでしまっている卵もありました。
全滅かなと思っていたところでまさかの10匹も!とても嬉しく感動しました♪
お腹には栄養が付いており、この栄養がなくなるまでは動かずじっとしているみたいです☆
今は、おなかの栄養もなくなり餌を食べています(^^♪
こんなに寄付して頂いた卵・・・。孵化したのは3匹!!!
途中バタバタ死んでしまった卵を見て「もうダメかなあ」と諦めていましたが、粘り強く生き残ってくれた3匹に感謝です(^^♪
今は元気に水槽の中を泳いでいます♪暗くて見えにくいのですが、運が良ければのぞき窓で覗いている時見えるかもしれません(^^♪
記:小松原愛梨