「こんなふうに生きていってほしい」という原点に返る。
教育方針って何だろう? 各理事長先生や園長先生の教育論や園の教育方針をよく目にします。私は人間として、園長としてもまだまだ未熟であり、教育論を我もの顔で論ずる立場でもありません。
ただ、幼児教育にとって大切な事は実際に教諭をすることで数多く感じ学んできました。
自然豊と触れ合い… 姿勢をしっかり… 自主性を育み… 生きる力をつける… 協調性を育む… などなど。どの園のどの教育方針も正しい! そうだよね! そんなふうに育てたい! と思うものです。
ただ、子どもにとって何が合っているか? この子の成長にとってなにが正しいか? それがどうしても課題となってしまうものです。
子どもにとって大切な事は何が正しいかではなく
なにが『楽しいか』ではないでしょうか?
幼児教育者が一番に大切にしなければならない事は、子ども達の『楽しい』を引き出す事。どんな有名なプロスポーツ選手も、どんな優秀な科学者も、口をそろえて言う言葉「〇〇が好きなんです」「〇〇が楽しいんです」。
人は楽しいとその事柄が好きになる。そしてもっとやりたくなる。発展させたくなる。向上させたくなる。そんな生きものなのです。そして、そこに自分を認めてくれる大好きな友達がいれば自信となり、共有する事ができれば、それぞれに視野を広げ、世界観が枝分かれしていくものです。
それが幼稚園の存在意義ではないでしょうか?
幼稚園を楽しい場所にする。それが園長としての使命であり、先生方にお願いした事です。成長は環境が引き出し、友達が伸ばしてくれるもの。
さくら幼稚園は「子ども達の楽しいを追及し続け、様々な事柄に対し楽しみを見出してく力を育む場」。それが出来れば、子ども達の人生は一生輝き続けていく。そう信じています。
園長 大瀧