さくらの刃🌸

鬼滅の刃がテレビで放送された数日後、「鬼滅の刃ごっこをしたい!」と大ホールに集まった年長さん。

必要な材料を集めて、各々刀作りが始まりました。

子どもたちがこだわっていたのは刃のデザイン。鍔や刀身には炎や雷など使える技の模様で装飾しています。

子どもたちが作成した刀は、名前と必殺技を考えて小ホールにて紹介しています♪

刀を作った後は、敵を作ることに。しかし、敵だからといってお友達を切ることはできないと、優しいこどもたちは悩みながら話し合います。

『偽物の敵を作れば思いっ切りやっつけても大丈夫』という結果になり、廃材を使って鬼を作ります!

 

作業を進めていく中で、一人のお友達が「作って遊ぶだけじゃつまらない…」と一言。それを聞いたお友達が、「鬼滅の刃みたいなDVDを作ってみんなに見てもらったらいいんじゃない?」と面白そうな提案をしてくれました!

さくら幼稚園のキャラクター、ひよこのくららちゃんたちのDVDをスクリーンに投影して見たのを思い出したそうです。

周りのお友達も「え!面白そう!」「いいね!やってみたい!」と賛成。

~DVD制作がスタート!~

子どもたちはそれぞれ柱(組織の中で1番強い位)で、一人ずつ屋敷を持っているという設定に。

制作を進めていく中で、鬼滅の刃と同じにはしたくないと考えた子どもたちは「水屋敷」「土竜屋敷」「草屋敷」などとオリジナルの名前を考え付きました。

パーテーションを利用して屋敷の壁を作り、表札を作ります。

表札がよりリアルになるために、習字のように筆で字を書くといいことを伝えると「やってみたい!」「先生、漢字教えて!」とノリノリな子どもたち。

筆で絵を描いたり、色を塗ったりすることには慣れている年長さんでしたが、字を書く時の筆の置き方に苦戦する様子がありました。

完成した表札はすぐに乾かしていたのですが、気になる子どもたちは5分おきに何度も確認しに行き、「まだ乾いてなかった…」と残念そうに帰ってきました(^^)

数十分後、乾いた表札を貼って外壁が完成!

しかしここで事件発生!話が盛り上がり、屋敷を作っていましたが、なんと柱より多く屋敷を作ってしまったのです。せっかく作った屋敷が余ってしまう…。

焦った子どもたちは一緒にDVD制作を行ってくれるメンバーを集めてきました。

 

~新たなメンバーと一緒に黒い袋で衣装作りもスタート!~

隊服のようにボタンを付けたい子どもたち。ボタンにスズランテープを通し、開けた穴に入れて裏で結びます。

始めの工程からボタンが付けられることが想像できなかった子どもたちですが、徐々に完成のイメージをつかんでいきます。

最後は自分で裏のスズランテープを結んでボタン付け完了!

続いては袖を切り、腕を通す場所を作ります。

自分たちで切りたいとのことだったので近くで見守ることにしましたが、見ている方はドキドキ(・_・;)

「絶対動かないでね💦」「絶対腕切らないでね💦」とお互いに声を掛け合いながら無事に切ることが出来ました!

子どもたちと話し合い、今後は衣装などの制作が終わったら台本を作って撮影をするという流れに決定しました。撮影も子どもたち中心に行っていく予定なので、どんな作品が出来上がるのか楽しみです♪

また、DVDを作成することはメンバー以外のお友達には内緒にしたいということだったので、ご協力お願いします(^^)

記:鶴木菜々子